映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』のサントラが最高って、知ってる?
映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』のサントラが最高って、知ってる?
Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)の音楽が大好きなヤマホカホ(@kaho_yamano)です。
ファレル、知ってますか?おそらく、知らないと思っている人でも聴いたことがある曲があります。
『怪盗グルーのミニオン危機一発』のテーマソングになっていた「Happy」です。CMでも使われていますよね。車だったかな…?
▼関連記事
ファレル・ウィリアムスのおすすめフィーチャリング・プロデュース曲 6選 - 26歳OL、正社員辞めました
さて、今回はそんなファレルが監修した映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』(9/29公開)のサントラについてです。
映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』って?
まずは、ざっくりと映画の話をしていきます。
『ドリーム(原題:Hidden Figures)』は、昨年アメリカで公開され、アカデミー賞では、作品賞・脚色賞・助演女優賞の3部門にノミネートされています。日本では、9/29に公開予定です。
この映画は、アポロが月に着く以前の話。マーキュリー計画に参加した3人のNASAの黒人女性数学者たちの功績を描いた実話です。彼女たちは、コンピュータの発達していないNASAの研究所で“人間コンピュータ”とも呼ばれていました。
1960年代初頭の話なので、「黒人」で「女性」の数学者がどんなに立場が弱かったか、あっという間に想像できます。知性だけでなく、努力と根性がとても必要だったと思います。
そんな3人の成功への道のりを描いていく、サクセスストーリーです。
▼詳しくはこちら▼
『ドリーム(原題:Hidden Figures)』のサントラが豪華すぎる
そんな映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』ですが、サウンドトラックは全てファレルが監修しています。
このサントラ、ファレルもたくさん歌手として参加しているのですが、他の歌手も贅沢です。
- メアリー・J・ブライジ
- アリシア・キーズ
- レイラ・ハサウェイ
- ジャネール・モネイ
- キム・バレル
と、Soul、R&B、Funk、ゴスペルを代表するパワフルな顔ぶれです。
映画の内容に合わせて、エネルギーのある黒人の女性歌手ばかりなのが、本当に格好いい!
とくにレイラ・ハサウェイのSurrenderは本当にパワフルで、聴いていてとても元気になれます。メアリー・J・ブライジのMirageも好きです。このアルバムに関しては、好きな曲しかないので、全部大好きなんですけどね。
このアルバムに2曲参加しているジャネール・モネイは、映画本編にも出演しています。アルバムの3人の女性のなかで、向かって左側にいます。ズバッと芯のある女性で、すごくカッコよかったです!個人的に、ジャネール・モネイの役が一番共感しました。
本当に、アルバムを聴いてほしいです......
余談ですが…題名について
わたしは映画の名前を『ドリーム(原題:Hidden Figures)』と表記してきました。ちょっとうっとうしいですよね。
でも、わたしは『Hidden Figures』というタイトルが好きだったんです。
Hiddenには「隠された」、Figuresには「人の姿・図・数字・考える」といった意味があります。「黒人」で「女性」で「数学者」の主人公たちに、ぴったりの題名だと思います。それに、この『Hidden Figures』というのは、NASAでの黒人女性たちの環境も表しています。
ネタバレしすぎると嫌なんですが......
NASAの施設のほとんどは、彼女たちが存在しないかのような造りになっていて、まるで、黒人女性の計算グループは光に当たることなく『隠されて』いたんです。そう考えると、『ドリーム』は安直すぎる。それに、宇宙計画に本格的にかかわって、1人の人間として活躍していくことは、きっと彼女たちにとっては夢じゃなくて目標であり現実であったと思うんですよね。
ましてや、この邦題はもともと『ドリーム 私たちのアポロ計画』だったんですよ。マーキュリー計画だから。というか、アポロ計画の影に隠れた、もう一つの功績ということで「隠された(Hidden)」って意味もあるんだろうから、それをアポロ計画ってつけちゃダメでしょう......
映画の配給会社には、『裏窓』のような素敵な邦題をつけてほしいです。
関連記事
▼おすすめ記事
・映画「ドリーム(原題:Hidden Figures)」は魅力的なエネルギーにあふれていた - 26歳OL、正社員辞めました
・ファレル・ウィリアムスのおすすめフィーチャリング・プロデュース曲 6選 - 26歳OL、正社員辞めました