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ライティング初心者に伝えたい“アウトプット3つのコツ”

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ライティング初心者に伝えたい“ライティング3つのコツ”

 

実は日々ライティングに関わるお仕事をしている、ヤマノカホ(@kaho_yamano)です。といっても、スタートして半年。まだまだ初心者ですが、だからこそ成長途中にいる身として日々発見があります。

そんなヤマノが今日は初心者が知っておいた方がいいアウトプット・インプットのポイントについて、シェアしようと思います。

 

 

 

 

ポイント1.“だれに” “なにを”伝えるのか明確にする

 

ライティング方法を調べると、真っ先に出てくる内容ですが、本当に理解をしていますか?“だれに”を“ターゲット”、“なにを”は“訴求”といいます。これ、実は「程よい設定」が重要になります。

 

たとえば、こんな“ターゲット×訴求”設定はどうでしょう。

▼ターゲット(だれに)

オムライスを好きな人

▼訴求(なにを)

美味しいオムライスについて

この設定、いい感じでしょうか?じつは、範囲が広すぎています。だから、こんな疑問が出てきます。

 

▼ターゲット(だれに)

オムライスを好きな人→卵はふわふわ派?トロトロ派?昔ながらの薄焼きは?オムライスのカタチは巻かれてる派?乗せられてる派?自分で切ってトロ~っとさせる派?ライスはチキンライス派?ケチャップご飯派?バターライス派?ガーリックライス派?ソースはトマトケチャップ派?デミグラス派?ホワイトソース派?

▼訴求(なにを)

美味しいオムライスについて→お店紹介?お店紹介は一店のみ紹介?複数紹介?オムライスのタイプは揃えるの?いろんなタイプのオムライス屋さんを紹介するの?もしくは、レシピ紹介?楽ウマレシピ?ちょっと贅沢なレシピ?

と、こんな感じで全然絞れていないんです。では、“ターゲット×訴求”を2パターン作ってみます。

 

<パターン1>

▼ターゲット(だれに)

オムライスを好きな人:昔ながらの薄焼き玉子×ケチャップソース、ライス派チキンライスでケチャップ派使われていない方がベター

▼訴求(なにを)

美味しいオムライスについて:昔ながらのオムライスが食べられる東京の洋食屋さん5選

 

<パターン2>

▼ターゲット(だれに)

オムライスを好きな人:トロトロ玉子派で、自宅で玉子を切ってトロ~をしたい人

▼訴求(なにを)

美味しいオムライスについて:自宅で簡単にトロトロ玉子のオムライスを作る方法&コツ

 

上記2パターンでは、記事の雰囲気が全然ちがってくる気がしませんか?オムライス好きに向けて書いた、オムライスについての記事なのに!それほど、ターゲットと訴求は大切になります。

大切なのはわかったけど、なんだか難しそう…。そんな風に思うかもしれません。わたしも思っていました。でも、難しく考えすぎないでください。

 

まず、ターゲット(だれに)は「あ~、そういうタイプいるよね~」という人を想像すればOK。“○○さんに向けて”と具体的な人物を想定して書いてもいいです。なぜかと言うと、“○○さん”と重なる部分を持つ人は必ずいるからです。

次に、訴求(なにを)については“ターゲットが求めていそうな情報を書く”でOK。

ただ、求めている情報がいくつかある場合ってありますよね。たとえば、「ジャガイモ 大量消費」で検索する人は、きっとワケあってジャガイモが家にあり過ぎる人です。そんな人は大量消費できるレシピを何種類か知りたいはず。だから、大量消費できるレシピを何個か用意して1つの記事にまとめることが必要です。

この複数の情報をまとめる記事のコツは次に詳しく書いていきます。

 

 

ポイント2.記事で伝えたいことは1つにしぼる(一点訴求)

 

文章の伝えたいことは1つにしぼることが大切です。

けれど、似ていることだから一緒の記事に収めたい。そんなこともありますよね。でも、何も考えずに書くとバラバラとした印象の記事になってしまう……

そんなときに必要な考え方が“一点訴求”です。

 

たとえば、“箱根の美術館”“瀬戸内の離島”“北海道の気球”での経験をまとめて書きたいとします。そのまま、それぞれの体験をならべるだけでは「そう、いろんなところに行ったのね」で終わります。旅行体験という若干のまとまりはあるけれど、魅力的ではない。それに、“何を伝えたい”のかイマイチはっきりしていません。

では、“連休にオススメ、ちょっと贅沢な旅行3選”というくくりで書いたらどうでしょう?なんか、魅力的に思いませんか?このまとめ方なら、「どのように贅沢なのか」「他の旅行とどう違うのか」「暦通りの連休でも満喫できるのか」などをポイントに話を進めていくことができます。この場合、読み終わった人を「行ってみたいな」と思わせたら成功です。

 

こんな感じで、バラバラに見える話題でも共通の“枠”を用意してあげれば“何を伝えたいか”が明確になり、相手に伝わりやすくなります。

 

ちなみに、この“枠”はタイトルで提示しておくことが重要。ブログは検索からの流入がメインです。検索した人がヒットしたページのタイトルを見て、「読みたい!」と思いクリックする。検索するということは、得たい情報があるということ。だから、「このページは、こんな“枠”の情報を発信してますよ!」とあらかじめ伝えることで、記事にマッチした人に来てもらえます。

タイトルと内容があっていない場合、読者と記事のミスマッチが起こります。ターゲットは来てくれなくて、ターゲットではない人が来る。そして、「なんか思った内容とちがう…」と思って直帰してしまう。これでは、読者が定着しません。

タイトルは顔です。しっかりと“枠”を提示しましょう。また、“枠”の提示だけではなく、“魅力付け”も大切です。

 

 

ポイント3.言葉の向きに注意する

 

言葉の向きは、記事の第一印象や読後感に大きく影響します。

すごくザックリとしていますが、言葉はこんな感じでタイプ分けすることができます。

たとえば、転職の記事について書くとします。タイトルについて5つの案を考えたので、見比べてみてください。

 

  • 変わりたい!そんなあなたにオススメの転職情報サイト5選
  • 現状を変えたい!そんなあなたにオススメの転職情報サイト5選
  • 頑張りが評価につながらない...そんなあなたにオススメの転職情報サイト5選
  • 今の職場に満足できない...そんなあなたにオススメの転職情報サイト5選
  • 不満だらけの職場にサヨナラしたい!そんなあなたにオススメの転職情報サイト5選

 

どの記事も転職情報サイトの紹介記事です。が、前半の文言がちがいます。印象としてどうですか?転職というものに対する温度間とか、意欲のベクトル、動機のベクトル、転職原因のベクトルが、全然ちがうと思いませんか?

この言葉のベクトルは、ターゲットと訴求にとても強い影響を与えます。

上の例だと、ターゲットが“これからキャリアを築いていきたい人”の場合、「頑張りが評価につながらない...」というタイトルを魅力的には思わないでしょう。また、「頑張りが評価につながらない」をタイトルで売り出すと、読む人は“きちんと評価される環境”という点にフォーカスして読み進めます。そうすると、書きたい記事内容と読み手がミスマッチを起こしてしまいますよね。

ターゲットと訴求を正しく結びつけるためにも、タイトルで使う言葉のベクトルはとても大切になります。

 

 

まとめ

 

今回は、記事を作成する際のコツについて3つ紹介しました。これは、わたしが本職で意識していることです。

大切なことはこの3つでした。

  • ・“だれに”“なにを”伝えるのか、明確にする
  • ・記事で伝えることは1つにしぼる
  • ・記事を読むときの気持ちを軸に、言葉の向きを決める

3つ目の言葉の向きについてイメージを持ちにくい人は、“読んだときに、こんな気持ちになってほしい!”“読み終わったときに、こんな行動に移ってほしい!”というイメージを持つことからスタートすると、いい感じになっていきます。

 

なぜ、ブログでその意識が発揮されていないのか...については、目をつむってください。わたしにとって、洋楽情報と映画の感想は“好きなの~!!!” “シェアしたいのー!!!”という気持ちが第一優先です←

 

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