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ファンタビ第一弾|エディ・レッドメインが尊かった。

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ファンタスティックビーストと魔法使いの旅を、今さらエディ・レッドメインファンが観た感想

 

エディ・レッドメインのことが大好きすぎるヤマノカホ(@kaho_yamano)です。俳優ではエディ、歌手ではティンバーレイクが好きです。永遠の片思い(セクシャリティ的に)は、Pentatonixのミッチです。

そんなエディファンのヤマノですが、実は『ファンタスティックビースト』を観たことがありませんでした。その理由は単純に……

エディにキャラものやらせないでよ!

最高の演技力なのに、イメージついたらどうするの!!!

というものでした。「ハリポタ=キャラが強すぎてキャリアに支障が…」というイメージだったんです。だって、安定的に映画で活躍できているのって、エマ・ワトソンくらいじゃないですか?

ハリポタだけに限らず、ファンタジー系のシリーズものは俳優さんの現実味が消えちゃうから、その後で苦労しそうなイメージがあります。

そこで、ささやかな抵抗として観ていなかったんですが…やっぱりエディをスクリーンで観たい! という気持ちから、ついに観にいきました。TOHOシネマに。

シリーズ第二弾が11月23日公開ということで、TOHOシネマで第一弾を放映していたんです。そこで、いちエディファンとして感想を書こうと思います。

 

 

 

 

1.エディがキャラもの? どうなのよ……

 

結論を先に言うと、よかったです。さすが、エディ。大好きです。

 

エディ・レッドメインは、本当に演技派の俳優さんなんです。

主な出演作は、「マリリン7日間の恋」「レ・ミゼラブル」「博士と彼女のセオリー」「リリーのすべて」。「レ・ミゼラブル」では、ヒュー・ジャックマンの義理の娘コゼットと恋に落ちる青年マリウス役を。「博士と彼女のセオリー」では、今年亡くなったスティーブン・ホーキング博士役を博士がALSを発病する青年期から演じ、アカデミー賞主演男優賞を。「リリーのすべて」では、世界ではじめて性適合手術を受けた実在の人物、リリー・エルベを演じました。

この出演作や役柄からもわかるように、本当に演技派なんです…!(しつこいですね)

そんなエディが演じたファンタビの主人公ニュートは、すごくエディにぴったりでした。魔法動物を思いやる優しい雰囲気が、エディの柔らかな印象とすごくマッチしていました。作品全体も、その優しい雰囲気に包まれていた印象です。

“魔法”や“ファンタジー”というと、どうしてもキャラクターの人間性よりも世界観や性格とは別のキャラ感が際立つことが多いですよね。でも、ファンタビでは一貫してニュートが一人の人間としてスクリーンにいました。

これは、正直に言うと、エディの演技力だけではないと思います。ハリポタやロード・オブザ・リングなどは、そもそも小説がスタートで、映像化を軸に考えられたものではありません。だから、映像化をするときには話を端折らないといけない。そのせいで、人間性というか、登場人物の心理というか、そういう気持ちの部分が薄くなるんだと思います。

でも、ファンタビは映画のために作られているので、その点がしっかりと配慮されている。一般的に100~130分という映画の枠に、対応したカタチで作られているんですよね。そういう背景もあって、ニュートが常に人間らしく自然でいられたんだと思います。

 

 

2.ハリポタを観てないと楽しくない?

 

そんなことはないと思います。ヤマノはハリポタの本も読んだし、映画も観ました。でも、そんな細かいところまで覚えてないので、映画を観ていて「あ、これハリポタの…!」とは一回もなりませんでした。でも、楽しかったです。

これは、舞台設定が大きいんじゃないかな? ファンタビはハリポタよりも昔の話なんです。だから、ハリ―の話はファンタビに登場しません。出てくるのは、ホグワーツという魔法学校の名前とハリポタでは校長だったダンブルドアくらい。だから、大丈夫です。

また、魔法動物はたくさん出てくるけれど、少なくとも第一弾はハリポタほどファンタジーらしくはありませんでした。ファンタジーって世界観が強いから、作品内に出てくるものの知識がすごく必要ですよね? たとえば、魔法の呪文だったり、魔法界の社会構成だったり、悪の集団の組織構成だったり……。ファンタビでも少しはありますが、複雑すぎないのでアッサリと受け入れられると思います。推測できる程度に簡素化されているし、作品に出す設定情報も精査されています。

やはり、映画のために作った作品は、映画では強いですね。

 

 

3.このエディが尊かった。

 

これは、超個人的な感想です。

エディ演じるニュートがサイのような魔法動物に求愛行動をとるシーンがあります。あの、求愛行動をとるエディが一番尊かった……。

動物に対して求愛行動をとって様になる人って、基本的にムツゴロウさんだけだと思うんですよね。でも、ニュートも同じくらい様になってました。さすがエディです。

観ていて恥ずかしくならなかったのは、本当にエディだからだと思います。というか、恥ずかしくなるどころか、むしろカッコよかった。本当に尊かったです。

 

 

4.MX4Dはいらない。

 

ちなみに、今回ヤマノが観たのはMX4Dという席が揺れたり臭いがしたりするやつだったんですが、正直、ふつうの2Dの方が個人的には好みでした。

MX4Dが好みじゃなかった理由を、サックリと紹介します。

 

吹き替え版だった…

海外映画は、基本的に字幕で観ています。というのも、役者さんの声も含めて“役”だと思うから。男性の主人公って、無駄に声が高めで透き通ってることがありませんか?あの声が、とても不自然に感じるんです。字幕版で観るとわかる通り、意外と役者さんたちの声って低いことが多いんですよね。

声が高いと、それだけで役のテンションが高くみえる。そうすると、キャラが変わってしまう。

キャラが変わったら、もう別の映画じゃないですか。それは嫌だから、ヤマノは字幕派です。

なのに、MX4Dは吹き替え版しかなかった……

席が動いたり臭いがしたりするから、MX4Dはふつうの映画よりも情報量が多め。だから、その情報量による負荷を減らすために吹き替え版しか用意していなかったのかな、と思います。

たしかに、動く映画館で字幕まで追うのはつらい。だから、提供側の判断としては、吹き替え版は正解だと思うんです。

でも、ヤマノの中では重要度は「字幕>>>>>>越えられない壁>>>>>>MX4D」。」だから嫌だった。それだけです。

 

集中できない...

動くせいでお尻がズリズリ滑ったり、視界の端でフラッシュが光って視線をズラしてしまったり。なかなか集中できませんでした。

これだったら、2Dの方がよっぽど話に入り込めます。

ちょっとの刺激で集中力が切れてしまうタイプは、映画は2Dで観た方がいいかもしれません。急に冷めると、映画の世界に戻れなくなってしまうんですよね。

そういう点からも、「自分が楽しめるのか」を考えてから決めた方がいいです。

 

値段が高い...

ヤマノはMX4Dと相性が良くなかったので、その相性の悪さと金額を比べたときに高く感じました。

いつもはauマンデーやレディースデーを使っているヤマノにとっては、MX4Dの1200円は高かったです。auマンデーやレディースデーはチケットが1100円ですから、オリジナルの映画よりも高いわけです。

そう思うと、割に合わない印象でした。

 

 

まとめ

ファンタビのエディは、いつものエディと同じように尊かったです。役も浮いたところがなく、これならイメージを固められる心配はないな、という印象でした。

ファンタビ一作目がすごく良い感じだったので、11月23日公開の二作目もスクリーンで観ようと思います。

ただ、ストーリーだけ100%の満足はできませんでした。というのも、最後に悪役の正体がわかるんですが、わかりやす過ぎる割に伏線も浅いです。残念。これは、正直もうひとひねり欲しかったです。